「弔電の送り方はどうしたらいい?」
「弔電の料金やマナーをしりたい」
突然の訃報に際して、都合が合わず参列できないときに送る弔電の送り方が分からない人も多いです。
この記事では、弔電の正しい送り方について詳しく解説します。
また、意外と知られていないマナーを文例を用いて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
最後までご確認いただければ、故人・喪主様へ正しく弔意を示し、適切にお悔やみを伝えることができるでしょう。
弔電の送り方の仕組みや流れは?
弔電とは、故人へのお悔やみの気持ちを電報として送る方法です。
電報は相手の住所へ紙媒体として届けられ、葬儀や告別式の場に飾られることが多いです。
送る際の手順としては主にインターネット、電話、郵便局のいずれかの方法で申し込むことが可能です。
弔電は、申し込みから配達まで迅速に対応されるため、訃報を受けた際も、急な対応が求められる状況でも安心して利用できます。
▼弔電の送り方の流れ
自分にとって分かりやすい方法を選びます。
故人・喪主様に関する必要な情報を入力します。
クレジットカードやコンビニ払いなどの支払い方法を選択し、手続きを完了すると、弔電が指定した日時に配達されます。
弔電の送り方は3つの申し込み方法から選ぶ
弔電を送る際には、大きく分けて3つの申し込み方法があります。
それぞれの方法に応じて、自分の状況に合った送り方を選ぶことができます。
送り方 | 料金 | 支払い方法 | |
---|---|---|---|
インターネット | ホームページより注文し配達 | 電報台紙+オプション+消費税 | ・クレジットカード決済 ・コンビニ決済 ・通信キャリア決済 ・口座振込 |
電話 | 「115」または、専用番号より、オペレーターと相談 | 電報台紙+文字料金+オプション+消費税 | ・電話料金に上乗せ ・クレジットカード決済 (専用ダイヤル使用時のみ) |
郵便 | 郵便局サービスのWebレタックスでネットで注文 | 電報台紙+通信文用紙追加料金 | ・現金 ・切手 ・クレジットカード ・請求書 |
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
弔電をインターネットで送る
インターネットからの申し込みは、弔電の送り方として最も簡単で手軽な方法です。
24時間いつでも申し込みが可能で、忙しい時や夜間でも手続きを進められるため、多くの方が選んでいます。
さらに、選べる台紙やメッセージのバリエーションも豊富で、オリジナルの気持ちを伝えやすいのが特徴です。
弔電を電話で送る
電話で弔電を送る方法もあります。
この方法は、特に年配の方や、ネット操作が苦手な方に向いています。
電話をかけてオペレーターに直接依頼するため、対話形式で安心感を得ながら手続きを進められるのが特徴です。
弔電専用の115番に電話をかけ、案内に従って手続きを行います。
電話での申し込みは、オペレーターが詳細を確認しながら進めてくれるため、慣れていない方でもスムーズに申し込むことができます。
弔電を郵便局のWebレタックスで送る
郵便局のWebレタックスを利用した弔電の送り方もあります。
この方法は、郵便局の公式サービスを通じて送れるため、安心感と信頼性を重視する方に向いています。
Webレタックスは、インターネットを通じて申し込みが可能であり、選べる文例や台紙も豊富です。
郵便局を利用する場合、公式の手続きなので、正確なサービスを受けたい方にはおすすめです。
弔電の送り方はインターネットからの申込が簡単
インターネットからの申し込みは、特に時間の制約がある方や、迅速な手続きを希望する方におすすめです。
スマホやパソコンからすぐにアクセスでき、24時間いつでも対応可能なのが強みです。
事前に下記の内容を準備しておくことでスムーズに申し込みができます。
- お届け先情報(お名前・郵便番号・ご住所・お届け先電話番号)
- お届け希望日
- 差出人のお名前とメッセージ
- 申込み者情報(お名前・郵便番号・ご住所・ご連絡先電話番号)
次の項目では、インターネットから弔電を送る手順を具体的に解説します。
お届け先・お届け日とお申し込み情報を入力
まず、お届け先の住所とお届け日を入力します。
この情報は、正確に入力することが非常に重要です。
葬儀や告別式の日時に合わせて、タイミングよく弔電が届くようにするためです。
また、お届け日の指定ができるため、急いでいる場合にも対応が可能です。住所を間違えないように、複数回確認してから申し込みを進めましょう。
メッセージを入力する
次に、故人やご遺族に向けたお悔やみのメッセージを入力します。
公式サイトには、様々なシチュエーションに合わせた文例が掲載されているため、初めて弔電を送る方でも安心してメッセージを選ぶことができます。
また、自分の言葉で気持ちを伝えるために、文例を参考にしてアレンジすることも可能です。メッセージは形式に囚われず、心からの思いを伝えることが大切です。
弔電(お悔やみ電報)台紙を選ぶ
次に、弔電専用の台紙を選びます。
豊富なデザインが用意されており、シンプルなものから華やかなものまで、相手の方や故人に合ったものを選ぶことができます。
台紙の選び方は大切なポイントで、受け取る方に対しての配慮や感謝の気持ちを反映させることができます。
台紙の種類には、和風のものや洋風のものなど、さまざまなスタイルが揃っています。
支払い情報を選ぶ
最後に、支払い情報を入力して手続きを完了させます。
支払い方法は、クレジットカードやコンビニ払いなど、複数の選択肢があります。
コンビニ払いを選べば、近くのコンビニで手軽に支払いが可能で、急いでいる場合にも便利です。
すべての入力内容を確認した後、支払いを完了させれば、弔電の申し込み手続きは終了です。
弔電を送る際のマナー
弔電を送る際の3つの注意点を紹介します。
- 弔電をお断りされたら送らない
- 忌み言葉を使わない
- 弔電専用の敬称を使う
弔電には、マナーや気を付けるべきことが多々あります。
弔電を利用する際は、失礼がないように以下3つのポイントをしっかり押さえておきましょう。
弔電をお断りされたら送らない
弔電をお断りされた場合、送らないようにしましょう。
近年、家族だけで葬儀を行う家族葬を選択される方が増えています。
葬儀の案内の時点で、会葬や香典を断る旨が記載されていることも多いです。
家族葬や会葬を断る旨があると、弔電も辞退されることが多いため、送るとかえって失礼に当たります。
訃報に家族葬を行うこと・会葬や香典を断る内容が含まれていたら弔電も控えましょう。
また、火葬式、つまり直葬を選択される方もいます。
直葬だと式は行わないため、弔電は喪主の自宅などに送るのが一般的です。
訃報の際は、弔電の必要性や送信先を必ず確認してください。
忌み言葉を使わない
弔電など冠婚葬祭の場では「忌み言葉」を使ってはいけません。
忌み言葉の内容を、以下にまとめました。
名称 | 内容 | 例文 |
---|---|---|
重ね言葉 | 同じ意味を重ねる言葉。 不幸を繰り返すイメージを持つ。 | ・重ね重ね ・いよいよ ・折り返す |
不吉な数字 | 苦しむ・死ぬなどを連想させる言葉。 | ・九 ・四 |
直接的な表現 | 生死を直接思い浮かべるような文章。 | ・死亡 ・死ぬ ・生きている |
悪いことを連想する言葉 | 不幸が連想されるような言葉。 | ・とんだこと ・とんでもないこと |
宗教上不適切な表現 | 宗教や宗派にあわない表現。 | ・仏式に「天国」 ・キリスト教式に「成仏」 |
忌み言葉に該当する者の中には、宗教上の表現があります。
お葬式をはじめとした式は、宗教や宗派ごとにやり方が違うため、弔電も式の内容にあわせて作成しなくてはなりません。
弔電を作成する際は、相手の宗教も必ず確認しましょう。
弔電専用の敬称を使う
フォーマルな文章を作成する際、「お母様」「山田殿」のように、敬称を使うのが一般的です。
弔電も例外ではありませんが、特有の表現があるため、作成の際は専用の敬称を活用しましょう。
以下の表は、弔電で使う敬称をまとめたものです。
故人と喪主(受取人)との関係 | 故人の敬称 |
---|---|
喪主の実父 | ・ご尊父様 ・お父様 |
喪主の実母 | ・ご母堂様 ・お母様 |
喪主の祖父 | ・ご祖父様 ・お爺様 |
喪主の祖母 | ・ご祖母様 ・お婆様 |
喪主の妻(夫)の 父親 | ・ご岳父様 ・お義父様 |
喪主の妻(夫)の 母親 | ・ご岳母様 ・ご丈母様 ・義母様 |
喪主の配偶者 | ・ご主人様 ・ご令室様 |
喪主の兄弟姉妹 | ・ご令兄様 ・ご令弟様 ・ご令姉様 ・ご令妹様 |
喪主との関係性で故人の敬称が変わるため、ご注意ください。
特に、同じ「母・父」と表現する間柄でも、立場の違いにより敬称が違います。
間違えやすい関係もあることを覚えておきましょう。
弔電に必要な確認を取る際は、喪主と故人との関係も調べておくとより安心です。
弔電のメッセージを考えるのが苦手な方におすすめな例文を紹介
弔電のメッセージを考えるのが苦手な方に向けて、例文を紹介します。
- 葬儀の弔電例文
- 法要や慰霊祭の弔電例文
- お盆や新盆の弔電例文
弔電は場合によって表現方法を気を付ける必要があるため、以下の例文を参考にしてください。
それでは、それぞれ紹介していきます。
葬儀の弔電例文
葬儀の弔電例文は以下の通りです。
葬儀に使える弔電例文 |
---|
「在りし日のお姿を偲び、ご冥福をお祈り申しあげます。」 |
「ご逝去の報に接し、心より哀悼の意を表します。」 |
「この度の悲報に接し、衷心よりお悔やみ申しあげます。」 |
「ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、 故人の在りし日のお姿を偲び、謹んでお悔やみ申しあげます。」 |
「突然の悲報に接し、痛惜の念でいっぱいです。 ご家族皆様のご心痛をお察し申しあげますとともに、 在りし日を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。」 |
親しい人が亡くなった際、より具体的な出来事など添えると気持ちを込めたメッセージが作成できます。
上記の例文を参考に、故人を偲ぶ弔電を送りましょう。
法要や慰霊祭の弔電例文
法要や慰霊祭の弔電例文は、以下の通りです。
法要や慰霊祭に使える弔電例文 |
---|
「ご法要に際し、悲しみを新たにしております。 ご生前のお姿を偲び、謹んでご冥福をお祈りいたします。」 |
「ご法要にあたり、遠方より手を合わせております。 ご生前のご厚情、今なお感謝いたすばかりでございます。 謹んでご冥福をお祈り申しあげます。」 |
「この度の慰霊祭に際し、心より故人のご冥福をお祈りいたします。」 |
「慰霊祭開催にあたり、 心より眠る御霊の安らかなることをお祈りいたします。」 |
法要や慰霊祭の弔電も、上記の例文を参考にすれば哀悼の意を表することができます。
なかなか文章が思いつかないとき、ぜひ参考にしてみてください。
お盆や新盆の弔電例文
お盆や新盆の弔電例文は、以下の通りです。
お盆や新盆に使える弔電例文 |
---|
「お盆を迎えるにあたり、 改めましてお悔やみ申し上げますと共に心より ご冥福をお祈り申し上げます。」 |
「心よりお悔やみを申しあげますとともに、 故人の安らかなお眠りをお祈りいたします。」 |
「お参りに行くことができず、 遠方より合掌させていただきたいと思います。」 |
「○○様の初盆を迎えられて、 新たに悲しみがつのられている事とお察し申し上げます。」 |
お盆は、故人やご先祖様の霊魂が帰られる年に一度の行事です。
そのため、感謝の気持ちをもち心を込めて供養を行うことが重要です。
帰省するのが難しいときに、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
弔電を送るなら「for-電報」がおすすめ
弔電(電報)を送るなら、「for-電報」を検討してみてください。
葬儀に向けて慌ただしくなりやすいときにも、落ち着いて故人を偲びながら電報を手配できる仕組みが整っています。
ここでは、「for-電報」にある3つの特徴をご紹介します。
メッセージ文例が豊富
「for-電報」には、1,200種類以上のメッセージ文例をご用意しています。
弔電(電報)をしたためるときは、万が一にもご遺族に失礼があってはいけないと慎重になるものです。
メッセージ文例集を参考にすれば、悩みすぎることなく、失礼のないメッセージをしたためられるでしょう。
文例をもとに故人との思い出や気持ち・ご遺族をいたわる気持ちなどをいれれば、あなたならではの弔電(電報)を送れます。
メッセージ文例が豊富な
フォー電報なら
余裕を持った弔電手配が可能です
お供えものも送れる
「for-電報」の弔電(電報)では、お供えものも送れます。
一緒に送れるものには、以下のラインナップがあります。
- 仏花・供花・献花
- ローソク
- お線香
上記でご紹介したお供えもののほかにも、さまざまなラインナップをご用意しています。
故人の好きだったもの・好きな色に応じてお選びください。
弔電メッセージと
フォー電報のお供え物で
心を込めて故人を偲びましょう
文字数課金がないため安心
「for-電報」は文字数課金がないため、安心してご利用いただけます。
電報サービスというと、「1文字ごとにお金がかかるのではないか」と心配な方も多いかと思います。
文字数は電報の種類にもよりますが、最大350字まで課金がありません。
お悔やみの気持ち・故人との思い出など、少し長くなってしまってもしっかりしたためられるでしょう。
弔電の送り方によくあるQ&A
弔電の送り方によくあるQ&Aを以下にまとめました。
- 弔電は当日でも送れますか?
- 弔電の宛名は誰にすればいいですか?
それぞれの回答について紹介します。
弔電は当日でも送れますか?
弔電は基本的には前もって準備することが基本ですが、当日に送ることも可能です。
当日に電報を送る場合、配達可能エリアや電報の種類が限られることがあります。
そのため、送りたい電報が用意できないことも考慮しておきましょう。
弔電の宛名は誰にすればいいですか?
弔電の宛名は、喪主宛にするようにしましょう。
もし、喪主が分からない場合は、「(故)〇〇 ご遺族様」などと記載するようにしてください。
まとめ
当記事では、弔電の電話やネットでの送り方やマナーについて解説しました。
弔電を送る際は、マナーをしっかり守ることが大切です。
弔電のメッセージに悩む方は、当記事で紹介した例文を参考にしてください。
関係性にのっとり電報を手配し、後悔ないよう故人を送り出しましょう。
葬儀に参列する場合は、以下の記事を参考に香典マナーも知っておきましょう。