電報の台紙はこれでバッチリ!選び方とおすすめ台紙をご紹介

電報を送るとき、たとえ文面が同じであっても台紙が異なるだけで印象が大きく変わります。しかし、電報の台紙にはさまざまな種類があるため、どのようなものを選べばよいかわからないと悩んでいるかたも多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、台紙の選び方や金額の目安をまとめて解説します。最後におすすめの台紙もご紹介しますので、台紙選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

目次

電報を送る場合は台紙も重要

電報を送る場合は台紙も重要

電報は、慶弔に幅広く活用されており、目的ごとに異なるデザインが施されています。電報サービス会社が提供している台紙だけでも、実に膨大な数のデザインがあります。その中から適切なものを選ばなくてはなりません。ただ目的に合わせて選ぶだけでなく、送る相手の好みに合わせたデザインや機能のある台紙を選ぶ必要があります。電報の台紙選びは、送り主のセンスが問われるため、慎重に選ばなくてはならない要素です。

電報台紙の主な種類

電報台紙の主な種類

電報台紙には、さまざまな素材が活用されています。主な素材をまとめると、以下のようになります。

【電報台紙の主な種類】

シンプルなプリント紙から高級和紙・印刷や染料による特殊加工をされたものなどがあります。
最もポピュラーな素材ですが、素材が多数あり印刷などで装飾されるため、バリエーションがかなり広いのが特徴です。
無料台紙から高級台紙まで、価格帯も幅広く、適切なものを選ぶ必要があります。
布張りちりめんやモアレなどの高級生地や、有名ブランドなどがデザインを手がけた生地を使っている台紙です。
生地に刺繍が施されているものや、美しい布やプリント・刺繍により、式の後もインテリアとして飾れます。
祝電・弔電の両方で活用されているため、送る際は用途やデザインにご注意ください。
漆喰・漆漆喰・漆 日本の伝統工芸である漆喰や漆を活用した台紙で、シックで高級感あるデザインが特徴です。
漆喰は慶事に使われる機会が多く、漆は弔電に活用されることが多いため、選ぶ際は素材に注目しましょう。
キャラクターものから金箔が押された高級品まで、価格帯も全体的に広めなため、さまざまなシーン・相手に使えます。
押し花押し花がデザインされた台紙で、一つひとつ違う押し花がメッセージに個性を与えてくれます。
花が好きな人向けの台紙で、祝電・弔電両方のデザインがあるため、選ぶ際はご注意ください。
仕掛け付き台紙を開くとイラストなどが飛び出す仕掛けになっているものもあります。
主に祝電にあるタイプで、台紙ごとに仕掛けが違い、楽しみながら選べるタイプです。
個性的な電報を送りたいときや、小さいお子さんにメッセージを伝えたいときにおすすめ。
そのほか電報台紙の中にはユニークな材質を使うことで特別感をアピールできるものも。
純金やプラスチックのカード型台紙がこれに当たります。

このほかにも、電報サービスを提供している会社がオリジナルで用意している素材もあります。また、同じ素材でも配色やデザインで使われ方が違うものもあるため、素材だけで選ぼうとすると逆に大変です。台紙選びの際は次に解説するポイントを押さえましょう。

電報台紙の選び方

電報台紙の選び方

電報台紙は、同じ内容・材質だけに絞っても、たくさんの種類があります。実際に選ぼうとして、どれを選んだらよいか分からなくなってしまった方も多いのではないでしょうか。たくさんある電報台紙ですが、選ぶときのポイントを押さえておくと、よいものを選べるようになります。電報台紙の選び方を解説します。

祝電・弔電のどちらかを決める

電報は大きく分けるとお祝い事のときに贈る祝電と、お葬式などのときに送る弔電に分けられます。まずは祝電または弔電かを判断しましょう。祝電に当たるのは、以下の慶事です。

【祝電用電報が使えるシーン】

・結婚祝い

・出産祝い

・誕生日祝い

・就任や昇進祝い

・開店・移転・受賞祝い

・合格・入学・卒業祝い

・就職祝い

・成人式

・叙勲・褒章祝い

・長寿関連のお祝い

・お見舞いやお礼

・記念日やイベント

祝電が使える代表的なシーンだけでも、これだけあります。シーンを見て、なじみ深い印象や、反対に意外な印象を受ける方もいらっしゃるのではないでしょうか。楽しいこと、おめでたいことであれば、基本的に祝電を使う認識で間違いありません。一方弔電は、使えるシーンが限られています。

【弔電用電報が使えるシーン】

・お悔やみや法要

・喪中見舞い

・お盆または新盆見舞い

弔電が使えるのは、お葬式や喪中・お盆に関する内容だけです。それ以外の場面で使うと、失礼に当たります。慶事に間違って弔電電報を送ってしまうなどの事態を起こさないよう注意してください。電報業者の申し込みサイトでは、祝電と弔電が分かれて紹介されています。まずはどちらかを正しく判断したうえで、次の段階に移りましょう。

目的にあった台紙を選ぶ

同じ慶事でも、結婚式と長寿のお祝いは違います。電報は特定のお祝い事に適した台紙も多いため、目的にあったものを選んでください。同じく弔事もお葬式と法事で分類を分けて紹介している業者が多いです。業者のサイトを確認して、カテゴリー分けされているときは目的に該当するものがないか、探すとよいでしょう。また、お葬式や法事は、宗教や宗派により内容や適切なデザインが変わります。宗教や宗派のカテゴリーがあれば、そちらも利用すると安心です。電報台紙のカテゴリーは、業者ごとに違います。自分で祝電または弔電用電報全体から選ぶよりも、カテゴリーを選択して選ぶほうが間違えにくいです。祝電・弔電を選んだら、次は目的ごとに分類されていないかチェックしましょう。

予算相場にあった台紙を選ぶ

台紙はそれぞれ料金が違います。無料のものから1万円以上するものまで、実に多彩です。電報台紙を選ぶ際は、価格帯から選ぶと失礼のないものを選択できます。台紙の料金相場は、ビジネスとプライベートで違います。それぞれの料金相場を押さえておきましょう。

ビジネスで送る場合の相場

ビジネスで送る電報は、会社により社内規定であらかじめ決められているところもあります。規定があれば、それに沿って注文すれば問題ありません。規定がないところは、相手に応じて以下の予算相場に合致する台紙を選びましょう。

【ビジネス関係での価格相場】

大手取引先の会長・社長3,000~7,000円
そのほかの取引先2,000~3,000円
連名で出す4,000円~
同僚など3,000円~

ビジネス以外の場合の相場

ビジネス以外の場面で送るときの相場も確認しておきましょう。

【プライベートでの価格相場】

友人・知人1,000~3,000円
親族や特に親しい相手3,000~1万円
3親等以外の親戚1,000~2,000円

こちらの価格は、あくまでも目安です。「特に仲良くしてくれたので、特別なギフト電報を贈りたい」と考えて送るなら、当然価格も高くなります。プライベートの関係で送るときは、目的と台紙の効果を押さえつつ、相手の好みに合わせたものを送りましょう。特に、大切な相手に送る電報は、お互いの関係をよく意識したうえで選んでください。

祝電・弔電おすすめ台紙4選

祝電・弔電おすすめ台紙4選

台紙の選び方を押さえたところで、実際の電報を確認しましょう。祝電・弔電電報の中から、おすすめの台紙をご紹介します。台紙選びの参考として、お役立てください。

プレミアム・ホワイト

プレミアム・ホワイトの電報



プレミアム・ホワイト

高級感のあるホワイトレザー調の電報台紙で、結婚式から誕生日まで幅広いシーンで活用できます。質感やトーンの違うホワイトカラーをふんだんに使用しつつ、パールとレースの箔押しがされた、気品あるデザインです。台紙や箔押しの細かな質感の違いが、目だけでなく手でも楽しめます。上品なデザインのため、ビジネス用にも活用できるなど、活躍の場がたくさんあります。電報選びに迷ったときは、「プレミアム・ホワイト」のような、幅広い場所で活躍できるデザインを選んでおくと、失礼のない対応ができるため、覚えておきましょう。

日本刺繍 華憐

日本刺繍 華憐の電報



日本刺繍 華憐

丹後ちりめんに八重桜が刺繍された華やかな電報台紙です。手触りのよい丹後ちりめんと絹糸の刺繍は、一つひとつ違う顔を見せてくれます。ちりめんと絹糸の手触りも優れており、さまざまな方面から楽しんでもらえるでしょう。高級感と上品さがありながら、かわいらしさもあるデザインで、結婚式はもちろん、成人式や誕生日でも活用できます。「日本刺繍 華憐」も、幅広いお祝い事に対応できる電報です。

このほかにも、祝電台紙はさまざまなデザインがあります。興味を持たれた方は、以下のページをご確認ください。

祝電・お祝い電報

押し花 想花

押し花 想花の電報



押し花 想花

お葬式や法事の際に送る弔電電報です。献花をイメージした、落ち着きあるデザインの押し花と、紫の素地にグレーの箔押しがされています。シックかつ高級感ある雰囲気を味わえます。悼む気持ちを表現しつつ、温かみを伝えてくれるでしょう。お葬式へ送るのはもちろん、法事などの際に活用するのもおすすめです。

越前和紙 憂愁

越前和紙 憂愁の電報



越前和紙 憂愁

伝統文化である越前和紙を使った弔電台紙です。濃さの違う紫を使い、シンプルかつ高貴な印象を楽しめます。高級感がありながら、やさしさも感じられる色合いは、親しい方へはもちろん、ビジネスでも活用できます。宗教的なデザインもないため、宗教や宗派を問わず活用できるでしょう。

このほかの弔事用電報を確認したい方は、以下のページをご確認ください。

弔電・お悔やみ電報

祝電・弔電おすすめ台紙4選

祝電・弔電おすすめ台紙4選

電報の選び方を押さえていても、慣れていないと疑問に当たってしまうこともあります。困った事態に遭遇しても落ち着いて対処できるよう、通常ではあまり発生しない事態も覚えておきましょう。電報台紙選びによくある疑問と回答をご紹介します。

慶事と弔事が被ったらどうすればいい?

結婚式などの慶事が控えているときに、お葬式が発生するときがあります。当然、お葬式を優先しなくてはならないため、お祝いごとには参加できません。このとき、どの電報を送ったらいいか分からないと迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。結論としては、お祝い事に合わせた電報を送ります。電報は喪中見舞いもありますが、基本送る相手や式に合わせたものを選びましょう。喪中はがきと同じ要領でお祝い事に弔電用台紙を送ってしまうと失礼にあたるため、ご注意ください。電報を送るだけでなく、急に参加できなくなった旨も伝える必要があります。個別に電話やSNSで不幸が起きたこと伝えておき、それを踏まえたうえでメッセージを作成しましょう。困ったときは電報業者のサイトに例文がありますので、そちらもご活用ください。

お見舞いのときはどの台紙を選ぶ?

電報は、病気やけが・火事や台風などの災害のお見舞いにも活用します。しかし、結婚式用の電報と違い、お見舞い専用の電報として作られている台紙はあまり見かけません。なにを選んだらいいか迷ってしまう方もいるでしょう。お見舞い用の電報台紙は、落ち着いたデザインであれば問題ありません。シンプルで、あまりきらびやかではないものを選びましょう。例としては、以下の「押し花 花みやび」が該当します。

押し花 花みやびの電報



押し花 花みやび

「押し花 花みやび」は、落ち着いたベージュの台紙に金箔による飾りが施された押し花台紙です。華やかな押し花は、サイズがそれぞれ異なるため、電報ごとに違う味わいを楽しめます。アクシデントで傷ついた心を、メッセージとともに明るく照らしてくれるでしょう。

このほかにもよいデザインの台紙はたくさんあります。気になる方は、以下のページをご確認ください。

お見舞い・お礼電報

まとめ

まとめ

電報台紙は、同じ電報業者のものでもたくさんの種類があります。種類がたくさんあると選ぶのが大変に感じますが、ポイントを押さえて選べば問題ありません。種類・目的・予算を押さえて選びましょう。台紙はそれぞれ特徴があるため、ポイントを押さえつつ、相手の好みに寄り添ったものを選択してください。電報を送る際は、イレギュラーな事態に遭遇するケースもよくあります。台紙選びに困るときもあるでしょう。困ったときは、申し込み前に電報会社のコラムやお問い合わせを利用すると解決できます。よくある疑問は、専用ページにまとめられていることも多いです。ページを確認してもわからないときは、問い合わせを活用しましょう。アドバイスも活用しつつ、相手に喜んでもらえるような台紙を選んでください。

目次